最新号発売しました。

最新号編集後記より。

 

JFK 空港から宿泊先の近くにあるBKWEARHOUSE へ最初に向かっていた。

ブルックリンのウィリアムズバーグにあるピートがオーナーのセレクトショップで、

小さなスペースに趣味と商品が混在していて、その幅広い遊び感覚がおもしろ

くて、とにかく好きが集まった空間だった。ニューヨークの人たちに感じたのは、

そのような自分の居場所を最適に保っていること。家賃も高くて、競争率も高

く移り変わりの速いニューヨークでリズムを崩さない。これが、できている人が

常にこの地でライフスタイルを楽しめている。鈴木大器さんが言っていた変わら

ないニューヨークの独特のリズム、それは何となくわかったような気がする。確

かにスピードというか人の流れなどは速い。だけど、それは東京も似たようなも

のだ。違うのは人種が多様すぎてルールが大雑把だから、それが窮屈じゃなく

て自己責任で動いているから、街が騒がしくても忙しなくて心地よい場所になっ

ているように思えた。

 東京も同じように、これから先もっと外国人が増えてくるだろう。人口の半分

は日本人ではないなんて未来も遠くない。けど、それもいいのかもしれない。過

保護なニッポンにとって、もっと世界へ目を向けることは必要なことなんだと思う。

外国人が増えて文化が無くなる、なんて意見もあるかもしれないけど、本物はそ

んなことで無くならないし、きっと淘汰されて偽物が消えて良くなることだってある。

困るのは人口密集率世界一の東京で今後どう暮らしていくか?ってこと。そのと

きは日本人だったら、日本の地で工夫して生きることなんて容易いでしょ!

 

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williamsburg

 

今まで支えてきてくれた方達のお陰で今号で10 年目を迎えることになりました。

雑誌が好きで、こんな雑誌があったらいいなという思いで、ここまで発行してくる

ことができました。本誌を読んでくれている方たち、今まで手伝ってくれたかっこ

いいスタッフの方たち、取材に応じてくれたイカした方たち、みなさまの優しさに

感謝しています。いつまでも好きなものが自分の中にあることは、そのような支

えでなりたっているのだと実感します。14 歳の時に原宿の店に並んで洋服を

買ったときから22 年が経ちました。雑誌(KINARI)を作るようになって10 年。

いろんな経験をしてきて、今では、その東京を特集してみたいと思っています。

いつまでも紙に残したいものを追いかけて、夢を投げかけていけるような誌面を

目指します。今後ともよろしくお願いします。